治験バイトは新薬の効果や安全性を確かめるために、有償で被験者になるバイトです。
日本の病院で処方される薬は、厚生労働省の承認を得る必要があります。
厚生労働省の承認を得るには、厚生労働省が指導する臨床試験を通して、効き目があって安全だというデータを提出しなければなりません。
臨床試験は第1相~第3相まで段階があり、それぞれ繰り返し行うため、多くの被験者が必要です。
新薬の開発から厚生労働省の承認を得るまでの仕組みを利用したのが、治験バイトになります。
取り扱うものは新薬だけでなく、サプリメントなどの健康食品であることも多いです。
報酬は1日1万円~2万円で、入院する方が高くなります。
入院する治験では他の被験者と集団行動する形式となり、数日~1ヶ月間は同じ時刻に起床や食事、消灯などを行います。
通院する場合は拘束時間が短く、採血を受けるために病院に行く仕組みです。
バイトとはいいますが、受け取るのは報酬なので税金はかかりません。
高額バイトで有名なものの一つに治験バイトがあります。
スキルが必要ではなく、体一つあれば受けられるものとして重宝されていますが、もちろん条件は様々であり年齢や性別で受けられないものもたくさんあるのです。
お金がたくさんもらえるのも事実ですが、例えば月に2回通院して半年でいくらくれるといったものもあれば、ほとんど入院状態で拘束されてしまう治験バイトもあります。
もちろん拘束されるタイプのものはもらえるお金も高額になりますが、その間自由に受けないだけでなく様々な制約があるのです。
安易に受け手はいけないバイトの一つでもあり、実験の一種なので後でどんな影響があるか分からないのも不安のある部分でしょう。
そもそも高等スキルを必要としないのに妙に高額な仕事というものは危険があるものであり、そこは一般常識として理解しておくべきでしょう。
たまに環境や条件が非常にマッチする治験バイトがあったりするため、条件をよく見ておくことが重要です。